お勉強

2006年02月15日

脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)

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今来院されている患者さんで、交通事故のあと1年以上たっても、
頭重感や、やる気のなさが続いて具合が悪い方がおられます。
患者さんは、自分でも「精神的なものかしら。」と思いながら、
でもどうにかしたいとの思いで、当院へこられました。
もちろん、うちでも解決はできていません。
当初、低髄液圧症候群を疑い、脳神経外科に紹介しましたが、違うでしょうとの返事。
それからは、ホットパックや頚椎牽引をゆるくかけたり、保存的に治療しています。
本人は苦しんでおられるのですが、
周りからは、甘えている、精神的なもの、と見られやすいようです。
どうにかしてあげたいけれど、すっきり解決してあげられない状態です。

そんな風にアンテナをはっていたからでしょうか。
朝のNHK番組から流れてきた「むちうち症の新治療」という単語に、
ピキピキッと反応できました。

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2006年01月25日

消防訓練

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今日は、クリニックの消防訓練の日でした。
二江の消防署に出かけていき、所長さんのお話を聞いて、
実際に消火器を使う訓練をしました。

お話では、

「今普及している消火器の9割は、ABC粉末という
一般の火、電気の火、油の火のどれにでも対応できる種類。
でも、この欠点は、粉で消すので、燃えてるものへの浸透性がなく、
いったん消えても、燃えたものに温度が残っていると、
再び自然発火すること。

消火器のタイプによって、いったん粉が出始めると止められないものと、
途中で止めることができるものがある。
1000円くらいの違いなので、止められるものがお薦め。
火が止まっても、粉が出続けて、部屋中粉だらけ!にならずにすむ。

消火器は密閉してあるけれど、年月が過ぎれば、
どうしても湿気が来て中の粉が固まってしまう。
粉が固まっていると、使うときに、うまく出てこないことがある。
5年したら、交換しましょう。」

「火が天井に届くくらいまでは、消火器で消せる。
火に立ち向かってください。
でも、天井を越えて屋根裏に回ったら、もう、だめ。
木造建築では、消し止めることはできない。
だから、初期消火がとっても大切。
119番して、消防隊が来るのに5分、用意して放水するのに5分、
としても、起こった火事を消すのは難しい。
そして、入院患者さんを、どうやって避難させるのか、
実際のところ、難しい。
だから、とにかく、火を出さないように。」

とのことでした。
つくづく、怖いと思いました。
又、実際に即した、通報、避難訓練をしなければなりません。



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2005年12月10日

陰部神経ブロック

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前回、久保田産婦人科医院の久保田先生をご紹介しました。

久保田先生は、予防医学の観点から、児にもママにも優しい、和痛分娩(陰部神経ブロック)を薦めておられます。
産婦さんたちは、自然に生みたい、陣痛を体験することで児との結びつきを実感したいと思っておられる。
だから、陰部神経ブロック(和痛)を実施しているとのこと。

陰部神経ブロックをすると、分娩第二期の陰部の痛みを数十分軽減します。
産婦への負担を減らすことでお腹の中のベビーに優しい。
そして筋肉を弛緩させるので、会陰へかかる負担も軽くすることができる。
会陰切開をしなくて済むケースが増える。
などの利点があるようです。

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母乳育児のデメリット

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母乳育児での黄疸を、ネットで調べていたら、
まず、<母乳育児のデメリット>を教えてくれるサイトに出会いました。

その中で

10%以上の著しい体重減少は、生理的現象ではなく、
完全母乳による低栄養状態であるととらえるのが自然。
この栄養不足が黄疸を強くすると考えられる。


という記述に、目を奪われてしまいました。

福岡市の「久保田産婦人科麻酔科医院」院長の久保田史郎先生の見解であるとのことでした。

早速、久保田産婦人科麻酔科医院のサイトへ飛びました。
KUBOTA MATERNITY CLINIC


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2005年11月17日

呼吸法

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ためしてガッテンを見ました。

今話題の呼吸法についての検証でした。

ダイエットには効果期待できないと、ちょっぴり残念でしたが、

1日3回の深呼吸で、動脈硬化の予防を期待できるとのこと!!


長寿のお年寄りの日課を紹介するTV番組で、

”1日一回深呼吸をする。大きな声を出す。”

があったのを覚えています。


こんなに手軽に実践できる健康法、今日から皆さんに宣伝です♪

nkodomo at 09:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2005年10月31日

うがいの効果

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めっきり冷え込んできました。

お天気ニュースでは「明日は西高東低の冬日で、放射冷却でかなり冷え込む予想。」とか。

そろそろ、風邪をひく人も多くなってきています。

貴方は、風邪予防に”うがい”をしていますか。

「がらがらぺってするときには、のどの奥までうがい水が行かず、
ほとんど口の中だけしか、ゆすげてないので、ナンセンス。
歯磨きで口の中をきれいにするのは効果ありよね。」と、
密かに私は思ってました。

でも、間違ってました。

京都大の先生が、うがいの効果を確かめた研究発表をされています。

水でうがいすると、しない場合に比べ風邪になるのを4割近く抑える効果があるとの調査結果を京都大の川村孝教授(内科学)と里村一成助教授(公衆衛生学)らがまとめ、28日発表した。

川村教授らは、18-65歳の男女計約400人に実験に参加してもらい、(1)1日3回以上、水うがいをする(2)1日3回以上、薬を使ってうがいする(3)うがいしない-の3グループに分けて2003年12月から04年3月にかけ、1人について2カ月追跡調査。

 その結果、1カ月に100人のうち何人が風邪になったかに換算すると、それぞれ17人、23.6人、26.4人だった。水うがいすると、しない場合に比べ風邪は36%抑えられた。

 水道水に含まれる微量の塩素の殺菌効果や、口をすすぎ病原体を吐き出した可能性が考えられるという。一方、ヨード液を使ったうがい薬には、予防効果は確認できなかった。


うちの舅さんは、子供たちが風邪をひきそうになると、塩水を作ってくれて、
うがいをさせてくれていました。
ナンセンスと思っていた私が、馬鹿でした。

おじいちゃん、お世話になりました!
 


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2005年10月25日

脊椎圧迫骨折に対するCPC(リン酸カルシウム骨ペースト)充填術

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10月22日土曜日、熊本で、
熊本県臨床整形外科医会の教育研修講演会がありました。

「これからの高齢・障害者リハ・ケアのあり方」と題して、
はたのリハビリ整形外科の畑野先生の講演。

リハビリして良くなる人は、
仮の要介護であり、リハ系のサービスが必要。

リハビリしても、良くならない人が、
真の要介護であり、介護系支援サービスが必要。

開業医には、リハビリのゴールを見分ける能力が必要。

介護される人のマインドを大切に。



「高齢者脊椎圧迫骨折の治療上の問題点」と題して、
高知大学整形外科の武政先生の講演。

骨粗しょう症は、1100万人が罹患していると推定される。

性別にみると女性に多く、50歳代で21%、60歳代で48%、70歳代で67%、80歳代で84%の人が骨粗しょう症と、推定されている。

症状としては、椎体骨折がもっとも多い。

椎体骨折の発生後は、入院とベッドでの安静および外固定(コルセット・ギブス)。
約1週後からベッドアップし、2-3週後から歩行訓練を開始する治療スケジュールが標準的。
コルセットやギブスはその後2-3ヶ月間の装着が必要。

薬物としては疼痛管理のため、NSAIDS、カルシトニン、ノイロトロピンを用いるとともに、次の骨折予防のため、骨粗鬆症治療薬;ビタミンD3、Ca、ビスフォスフォネートの投薬を行なう。

このように、ほとんどの場合、保存的(つまり手術等をしない)に治療されることが多い。

しかし、腰背部痛が続いたり、後遺症として、脊柱の変形がきたりすると、
日常生活のQOL低下、ひいては生命予後の低下に結びつく問題となる。

手術を行なう場合は、遅発性神経障害、隣接椎体の圧壊も懸念しながら前方固定や人工椎体の装着あるいは椎体形成術を施行する。形成術には燐酸カルシウムペースト、CPC(日本で多い)また骨セメントを用いる。

この脊椎圧迫骨折に対するCPC(リン酸カルシウム骨ペースト)充填術は、背中を5-6cm切開し、骨折して壊れかけた椎体の中に、骨の成分となじみやすいCPCを注入する手術であり、1-1.5時間ほどで済む。神経を傷つけたりする後遺障害がほとんどなく、有効な治療法となる。



外来で腰痛を訴える患者さんの腰椎X線を取って見ますと、ほとんどの方に、腰椎の変形があります。
椎体骨の圧迫骨折も起こしていることが多いです。
でも、すでに、骨折してから時間がたっていると思われるものがほとんどです。

そんな時、骨粗しょう症に対する治療と、鎮痛剤の処方をしてきました。
年だからと、患者さんも、治療者側も、あきらめていたのだと思います。

この講演を聴いて、手術による神経障害が全くなく、将来の変形の悪化(腰が曲がってしまう)を防げるのであれば、積極的に手術を薦めたいなと考えました。

もっともっと、手術が、簡単、安全になるように、そして入院期間が少なくてすむようになればいいなと思います。
知らなければ年だからで済ませることも、済ませなくて良くなるのだから、日進月歩の医療についていかなければと思いました。



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2005年10月24日

AED実践 院内講習会

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職員全員が、「救急のABCができるようになろう。AED(自動体外式除細動器)を使用できるようになろう。」の趣旨で、院内講習会をしました。

研修には、実践 AEDマニュアルを参考にしました。

2人組みでロールプレイして体験しました。

<声を出しながら、応援を呼んだり、協力して人工呼吸と心マッサージを行い、息や循環のサインがないことを確認して、AEDを装着し、離れて、AEDの指示に従って行動する>体験をしました。

看護婦はもちろん、事務や給食の職員も全員、体験研修しました。

町で、倒れている人に出会った時、足早に通り過ぎるのでなく、まずは、大きな声で助けを呼んだり、119番通報ができるようになれば、<救命の連鎖>をつなぐ大切な役割を果たすことができます。

クリニックの職員である限り、その小さな一歩(実は勇気の要る一歩)を踏み出せる人でありたいものです。
AED体験研修

講習会では、次のようなレジメを使いました。続きを読む

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2005年10月16日

熊本小児科学会に行ってきました

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第107回熊本小児科学会に行ってきました。

演題は、全部で20、特別講演もありましたが、
私は、午前の演題を聞いて帰ってきました。

ちなみに、発表された先生方は、
 熊本県こども総合療育センターから 山田先生、
 芦北学園発達医療センターから 松葉佐先生、
 丸田病院から 大原先生、
 北野小児科医院の 北野先生、
 熊本地域医療センターから 後藤先生、
 宮崎県の保健所から 藤本先生、
 江上小児科医院の 江上先生、
 江津湖療育園発達医療センターから 川瀬先生、
 熊本市民病院から 金場先生、大矢先生、馬場先生、中村賢二先生、近藤先生、
 熊本大学から 田島先生、田尻先生、永野先生
 天草中央総合病院から 多久先生、
 熊本赤十字病院から 武藤先生、須田先生、
 福田病院から 土屋先生
 特別講演は京都大学発達小児科学の中畑先生でした。

「本科における細菌性髄膜炎68例の検討」を発表された熊本地域医療センターの後藤先生は、この演題を通して、インフルエンザ菌による重症感染症の予防のために、Hibワクチンを早期導入しましょうと、提唱されました。

インフルエンザ菌による髄膜炎では、6ヶ月以上の乳児で多く、9%が死亡、13%に後遺症が残るし、早期診断は困難で、今や耐性菌も増えているとのことでした。
症例では、咳、鼻水、発熱で受診した翌日に、ショック状態で運び込まれた例もあるそうです。
アメリカでは、小児の定期接種に組み込まれ、生後6ヶ月未満の乳児に接種されているそうです。
デンマークでは、このワクチンを導入してから、インフルエンザ菌による髄膜炎が、ほぼゼロに抑えられているとのことで、疾病予防効果は、確実だそうです。
又、韓国やシンガポールなど、アジアでもワクチン導入されているそうです。

では、日本では・・・
ワクチン自体が、認可されておらず、接種できないそうです。

多くの人がかかる病気ではないけれども、罹ったときの結果の重大さと、治療のたいへんさ(費用も含めて)を考えると、ワクチン導入に賛成!と、思いました。




nkodomo at 14:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2005年10月06日

探し物にかける時間を減らすには

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診療中、患者さんの質問に、
<ちょっと待って、それこの前も調べて、
確かお気に入りに入れてあるはず。>
と、インターネットを開けて、見せようとするのですが、
(外来の机の上に、パソコンがあります。)
お気に入りに入れてあるサイトの数が増えすぎて、
どこにあるか探せないまま、口で説明することが多いです。
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nkodomo at 23:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2005年10月05日

AED(自動体外式除細動器)の体験研修を計画します

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うちの診療所にも、AEDの器械があります。
「AEDあります。」と院内掲示をしました。

AEDって何だろうと不思議に思って、興味を持ってもらえたら、
救急蘇生や、心停止した人への除細動器の使用について、
認識が高まるのではと考えました。

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2005年10月03日

「こどもの虐待を理解するために」

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広島で開催された第35回日本小児科学会セミナーに参加してきました。
こどもの虐待防止センター理事長の坂井先生のお話が、衝撃的でした。

「子供の虐待に出会ったときの医師の役割は、
  疑う
  加害者を責めない
  子供を入院させる
  児童相談所へ通告する
  関係者会議を開く
  診断書を作成する
  親へ告知する

 親が子供を病院へ連れてきたということは、親と子供のSOSのメッセージであり、親が言葉で拒否しようと、否定しようと、助けを求めている姿である。
 その親子を、そのまま、家へ帰すことは、医師がもう一度、ネグレクト(虐待)していることになる。」

というものでした。

どう考え、どう対処するのか、”課題”を与えられてしまいました。

nkodomo at 19:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2005年09月18日

在宅療育、施設療育の今後は?


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熊本大学発達小児科の松倉先生とお話する機会がありました。
先生は、障害を持つ子供やその親御さんたちとずっと関わってきておられます。
先生のご講演で「<食べる、排泄する、眠る>この基本をまず大切に。」とご指導いただいたことが印象に残っています。
先生から、熊本小児在宅人工呼吸療法研究会のご紹介を頂きました。
開業医や病院の先生方がチームで在宅療育をバックアップしているけれど、今後、障害者支援法の成立により、施設や在宅の障害児への支援体制が変わってくるので心配しているとのことでした。
それに、熊本の開業小児科の先生方の高齢化が進んで、時間外対応などで、日赤や地域医療センター、市民病院など大きな病院の先生方への負担が大きくなってきており、これも問題だとおっしゃっていました。
障害児への支援や、小児救急において、あるべき理想の姿が先に一人歩きして、現実が追いついて行ってないのが、現状でしょう。
お金とマンパワーは限りがあるので、実際的に「どう有効利用するのか」が課題だと思います。

nkodomo at 23:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!
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