2006年01月07日
停留睾丸
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昨年12月の1歳6ヶ月の乳幼児健診で、1歳8ヶ月の男の子に、停留睾丸(右側のみ)を認めました。その前の乳児後期健診で指摘されて泌尿器科を受診し、「1歳を過ぎても睾丸が降りてこないときは受診してください」と指示を受けておられました。それで、「もう受診されましたか。」と聞くと、「この頃は、早く手術しなくていいって、なってるんですよね。小学校前まで待ってみようかなと思って、だから、受診していません。」とのお答えでした。ここで、思わず、私がひいてしまいました。
「この頃は」というフレーズに、<えっ、変わったのかしら。確か、2歳までには手術したほうがいいはずだけど・・・。>と自分の認識が古くなったのかと自分を疑ってしまいました。
そのため、「いいえ、それは間違った認識です。早く受診しましょう。」と言うことができず、「先生の指示があるのですから、とにかく受診しましょう。」と、控えめにしか言えませんでした。
帰ってから、医学書やPUBMED(医療情報)を見直して、やっぱり、早く手術することが勧められてることを確認し、保健婦さんへ、「あのときのお母さんに、早く受診するようにともう一度伝えてください。」と電話しました。
昨日、電子辞書の「家庭の医学」で、<停留睾丸>の欄を見てみたら、その中に、
「6歳までに手術すればよく、急いで小さいうちに手術する必要はありません。」という記述を見つけました。
あー、あのお母さんは、きっと「家庭の医学」を読んで、それで自分で判断していたんだと気づきました。
昨年12月の1歳6ヶ月の乳幼児健診で、1歳8ヶ月の男の子に、停留睾丸(右側のみ)を認めました。その前の乳児後期健診で指摘されて泌尿器科を受診し、「1歳を過ぎても睾丸が降りてこないときは受診してください」と指示を受けておられました。それで、「もう受診されましたか。」と聞くと、「この頃は、早く手術しなくていいって、なってるんですよね。小学校前まで待ってみようかなと思って、だから、受診していません。」とのお答えでした。ここで、思わず、私がひいてしまいました。
「この頃は」というフレーズに、<えっ、変わったのかしら。確か、2歳までには手術したほうがいいはずだけど・・・。>と自分の認識が古くなったのかと自分を疑ってしまいました。
そのため、「いいえ、それは間違った認識です。早く受診しましょう。」と言うことができず、「先生の指示があるのですから、とにかく受診しましょう。」と、控えめにしか言えませんでした。
帰ってから、医学書やPUBMED(医療情報)を見直して、やっぱり、早く手術することが勧められてることを確認し、保健婦さんへ、「あのときのお母さんに、早く受診するようにともう一度伝えてください。」と電話しました。
昨日、電子辞書の「家庭の医学」で、<停留睾丸>の欄を見てみたら、その中に、
「6歳までに手術すればよく、急いで小さいうちに手術する必要はありません。」という記述を見つけました。
あー、あのお母さんは、きっと「家庭の医学」を読んで、それで自分で判断していたんだと気づきました。
睾丸は最初から陰嚢の中にできるのではなく、お母さんの体内にいるときは腎臓の近くにあります。
それが生まれるまでの間に、徐々に下降して陰嚢にはいり固定されます。
この下降の過程が何等かの原因でさまたげられると、赤ちゃんが生まれてきた時、陰嚢に睾丸を触れないということになります。
この状態を停留睾丸といいます。
一口に停留睾丸といっても下降の程度は様々で、全く降りずお腹の中に留まっているもの、途中のそけい管というトンネルの中にあるもの、時々は陰嚢に降りることがあるものなど、様々な状態があります。
家庭で調べたいときは、お風呂のなかで暖まった状態で、できれば立たせて左右の陰嚢(袋のところ)を触ってみるとよくわかります。
頻度としては、生まれたばかりの男児100人のうち約3人の割合で、この停留睾丸がみられます。早産で生まれると、停留睾丸である状態はより多く見られます。
ほとんどの場合は、生後6カ月ごろまでに睾丸が自然に下りてきますが、下降せずお腹の中にとどまっていると、精子を作る基になる細胞が傷つくことがわかっています。
そのため、生殖機能の保持と、癌化防止のために、「1歳から1歳半、2歳までには、睾丸を下降させる手術をすること」が勧められています。(ネルソン小児科学の教科書では、9-15ヶ月での手術を勧めています。小児泌尿器科医によっては、1歳までの手術を勧めている人もいます。)
「何でも医者に走る」のがいいわけではありませんが、「家庭の医学」に頼った結果、自己判断してしまったこのお母さんは、どうすればよかったのでしょう。
やっぱり、受診を薦められた時期に、受診をしたほうがよいと思います。
そして、受診を指示した泌尿器科医には、受診しなかった患児をフォローする(その後いかがですか、とスタッフが電話1本かけるといった)態勢があったらいいですね。
保健婦さんにも、その事案が解決されたかどうかをフォローする態勢が望まれます。
そして、私は、自分を疑わずに、自分が知っていることをきちんと母親にアドバイスするべきでした。
「日頃から、自分の守備範囲だけでも、医療知識を刷新し、自信を持って応えられるように精進が肝心。」と、反省させられたことでした。
それが生まれるまでの間に、徐々に下降して陰嚢にはいり固定されます。
この下降の過程が何等かの原因でさまたげられると、赤ちゃんが生まれてきた時、陰嚢に睾丸を触れないということになります。
この状態を停留睾丸といいます。
一口に停留睾丸といっても下降の程度は様々で、全く降りずお腹の中に留まっているもの、途中のそけい管というトンネルの中にあるもの、時々は陰嚢に降りることがあるものなど、様々な状態があります。
家庭で調べたいときは、お風呂のなかで暖まった状態で、できれば立たせて左右の陰嚢(袋のところ)を触ってみるとよくわかります。
頻度としては、生まれたばかりの男児100人のうち約3人の割合で、この停留睾丸がみられます。早産で生まれると、停留睾丸である状態はより多く見られます。
ほとんどの場合は、生後6カ月ごろまでに睾丸が自然に下りてきますが、下降せずお腹の中にとどまっていると、精子を作る基になる細胞が傷つくことがわかっています。
そのため、生殖機能の保持と、癌化防止のために、「1歳から1歳半、2歳までには、睾丸を下降させる手術をすること」が勧められています。(ネルソン小児科学の教科書では、9-15ヶ月での手術を勧めています。小児泌尿器科医によっては、1歳までの手術を勧めている人もいます。)
「何でも医者に走る」のがいいわけではありませんが、「家庭の医学」に頼った結果、自己判断してしまったこのお母さんは、どうすればよかったのでしょう。
やっぱり、受診を薦められた時期に、受診をしたほうがよいと思います。
そして、受診を指示した泌尿器科医には、受診しなかった患児をフォローする(その後いかがですか、とスタッフが電話1本かけるといった)態勢があったらいいですね。
保健婦さんにも、その事案が解決されたかどうかをフォローする態勢が望まれます。
そして、私は、自分を疑わずに、自分が知っていることをきちんと母親にアドバイスするべきでした。
「日頃から、自分の守備範囲だけでも、医療知識を刷新し、自信を持って応えられるように精進が肝心。」と、反省させられたことでした。
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1. ブログ初挑戦☆ [ 初めての日記 ] 2006年01月08日 00:23
新参者です♪お手柔らかにお願いネ!分からなくって今日の出来事なんだけど...
この記事へのコメント
1. Posted by
笑顔整体の院長
2006年01月07日 20:10
停留睾丸ですか。
間違った認識は恐ろしいことになりかねないですね。
あっちではこう書いてあったり、
こっちではこう書いてあったりな状況は
きついものがありますね^^;ぽちっ
間違った認識は恐ろしいことになりかねないですね。
あっちではこう書いてあったり、
こっちではこう書いてあったりな状況は
きついものがありますね^^;ぽちっ
2. Posted by
かぴぱら君
2006年01月07日 21:24
Blog楽しませていただきました☆
今度ぶろぱら- Blog Rank Paradise -ってサイトを立ち上げました(>ω<)ノ
本公開に向けて、登録サイトを大募集中です☆
登録数の少ない今のうちが狙い目なので?
今度ぶろぱら- Blog Rank Paradise -ってサイトを立ち上げました(>ω<)ノ
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登録数の少ない今のうちが狙い目なので?
3. Posted by
うっかりゆき
2006年01月08日 04:21
本当に気になるところです。
何とか正しい知識を持って欲しいですし
私たちも伝える努力をしないといけないですよね・・・
何とか正しい知識を持って欲しいですし
私たちも伝える努力をしないといけないですよね・・・


