2005年12月15日
小児救急医療 その2
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12月12日の共同通信社配信の記事です。
これを読んで、どう思われますか。
12月12日の共同通信社配信の記事です。
「たらい回しされた」「専門外の医師に診察され不安だった」などと批判のあった小児救急医療について、厚生労働省は9日、重症用と軽症用の2種類の病院が連携しながら24時間態勢で診療できるよう整備する方針を固め、同日の全国主管課長会議で都道府県に伝えた。(中略)
今後は、重症に対応し、地域の拠点となる「連携強化病院」と、軽症を主に診察する「連携病院」の2種類を設置。さらに重い場合は大学病院などが診察する。
強化病院には救急に対応できる小児科医を3、4人置き、24時間態勢で、入院も含め治療に当たる。
連携病院は平日日中の救急に対応するほか、休日夜間は既存の急患センターや診療所に医師が出向く。地域の開業医らと協力し、軽症者にも24時間対応を目指す。
一方で、強化病院に医師や職員を集中させる必要があるため「病院が遠くなる」との不満、不安が生じかねない。厚労省は市町村や住民代表も交えた協議をするよう都道府県に要請。都道府県は2006年度中に具体案を策定し、遅くとも08年度に取りまとめる医療計画に盛り込む。
これを読んで、どう思われますか。
医師の掲示板では、
こんなこと、到底できるはずがない。
今でも過酷な労働環境なのに・・・
と、非難轟々でした。
「過労死しろというのか。」と過激(?)な発言もありました。
小児救急医の先生は、「働きすぎて、うつ病になりました。自分の療養もかねて、療養病院への就職をさがしています。」とカキコしておられました。
田舎の診療所でも、夜間1回でも対応すると、次の日がとてもきついです。
うちのクリニックでは、12月に入ってからのこの2週間で、夜10時過ぎてからの深夜対応は、8日延べ11件ありました。
(労働基準では、夜10時を過ぎると、深夜勤務です。)
数えてみて、自分でもびっくりです。
寝るのが怖くて・・・。寝たかと思ったら、起こされるのはつらいです。
それよりは、もう来ないかなと思う1時頃まで起きているこの頃です。
話を戻して。
この案の「強化病院」で、小児科医3−4人で当直をして24時間対応するとなると、週40時間労働の労働基準を満たすには、どうなるでしょうか。
この場合、当直とは、寝ずに起きて働くことです。
宿直とは違います。もし、宿直対応とすれば、時間外手当をつけてもらわなければなりません。
夜10時から朝の5時は、深夜帯となり、時間外手当は、1時間あたり、日勤の時間給の1.6倍もらえることになります。
でも、報酬が増えたとしても、昼間普通に働くとすればそれは、過酷です。
当然、地域の強化病院となれば、ひっきりなしに救急外来患者がきておかしくないですから、宿直体制では対応できないでしょう。
1日を3シフト(一回8時間)に分けると、週21シフト。
もし、これを3人で分担すれば、週7回働く話になります。
ということは、これだけで、8時間x 7回は56時間勤務で、労働基準をオーバーします。
4人でも、週5.25回です。これでも、労働時間オーバーです。
有休をとる余裕なんてどこにもないですね。
その上、もし、昼間の普通の外来業務をするとなると、1シフト1人では対応できず、2人必要とすると、とても4人では対応できない話です。
小児科学会の小児救急を検討する委員会では、「試算上は最低7-9人いればシフト勤務が可能となり24時間の業務に対応できる」と考えているようです。
しかし、これには付帯条件があり、「NICU・PICU を持たず重症患者は別施設で対応する」必要があります。
つまり何でもみれるデパートのような小児科(病院)とは別に、救急対応だけに特化でもしない限り、
今の構想では、現実に24時間対応するなんて、できっこないと思います。
ただでさえ、小児科医や産科医の減少が危惧されているのに、
これ以上過酷な労働条件になるのであれば、もっと減るかも・・・
皆さんはどう思われますか。
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こんなこと、到底できるはずがない。
今でも過酷な労働環境なのに・・・
と、非難轟々でした。
「過労死しろというのか。」と過激(?)な発言もありました。
小児救急医の先生は、「働きすぎて、うつ病になりました。自分の療養もかねて、療養病院への就職をさがしています。」とカキコしておられました。
田舎の診療所でも、夜間1回でも対応すると、次の日がとてもきついです。
うちのクリニックでは、12月に入ってからのこの2週間で、夜10時過ぎてからの深夜対応は、8日延べ11件ありました。
(労働基準では、夜10時を過ぎると、深夜勤務です。)
数えてみて、自分でもびっくりです。
寝るのが怖くて・・・。寝たかと思ったら、起こされるのはつらいです。
それよりは、もう来ないかなと思う1時頃まで起きているこの頃です。
話を戻して。
この案の「強化病院」で、小児科医3−4人で当直をして24時間対応するとなると、週40時間労働の労働基準を満たすには、どうなるでしょうか。
この場合、当直とは、寝ずに起きて働くことです。
宿直とは違います。もし、宿直対応とすれば、時間外手当をつけてもらわなければなりません。
夜10時から朝の5時は、深夜帯となり、時間外手当は、1時間あたり、日勤の時間給の1.6倍もらえることになります。
でも、報酬が増えたとしても、昼間普通に働くとすればそれは、過酷です。
当然、地域の強化病院となれば、ひっきりなしに救急外来患者がきておかしくないですから、宿直体制では対応できないでしょう。
1日を3シフト(一回8時間)に分けると、週21シフト。
もし、これを3人で分担すれば、週7回働く話になります。
ということは、これだけで、8時間x 7回は56時間勤務で、労働基準をオーバーします。
4人でも、週5.25回です。これでも、労働時間オーバーです。
有休をとる余裕なんてどこにもないですね。
その上、もし、昼間の普通の外来業務をするとなると、1シフト1人では対応できず、2人必要とすると、とても4人では対応できない話です。
小児科学会の小児救急を検討する委員会では、「試算上は最低7-9人いればシフト勤務が可能となり24時間の業務に対応できる」と考えているようです。
しかし、これには付帯条件があり、「NICU・PICU を持たず重症患者は別施設で対応する」必要があります。
つまり何でもみれるデパートのような小児科(病院)とは別に、救急対応だけに特化でもしない限り、
今の構想では、現実に24時間対応するなんて、できっこないと思います。
ただでさえ、小児科医や産科医の減少が危惧されているのに、
これ以上過酷な労働条件になるのであれば、もっと減るかも・・・
皆さんはどう思われますか。
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情報起業LECTURE 13 ■■サラリーマン、主婦の方へ■■緊急報告です!あの、超有名な情報起業家たちがとうとう出してしまいました。・菅野 一勢さん・加藤 宏幸さん・進藤 慈久さん・宮川 明さん・原田 翔太さん・蝶 乃 舞さん最強の6人です!心の準備はい...
この記事へのコメント
1. Posted by
笑顔整体の院長
2005年12月16日 00:55
かなりの矛盾が生じてますよね。
法律の矛盾点の見直しから行ってもらわないと、
どんどん矛盾した法律が拡大してしますね。ぽちっ
法律の矛盾点の見直しから行ってもらわないと、
どんどん矛盾した法律が拡大してしますね。ぽちっ
2. Posted by
nkodomo
2005年12月16日 10:39
それぞれの立場で、考えることや意見が異なるので、
それを集約するのは困難ですが、
このままでは、ジリ貧と思います。
それを集約するのは困難ですが、
このままでは、ジリ貧と思います。
3. Posted by
パリジェンヌ☆。
2005年12月17日 00:30
以前、テレビのドキュメンタリーで24時間体制の小児科のドクターをみましたが、本当に大変そうでした。
なんとかならないのかなぁ。。。
なんとかならないのかなぁ。。。
4. Posted by
nkodomo
2005年12月17日 05:38
救急に携わる病院の小児科医は、疲れてると思います。
いつも良い人でいると、プッツンしますよね。
どこかで、発散しないと・・・
いつも良い人でいると、プッツンしますよね。
どこかで、発散しないと・・・
5. Posted by
jibikai
2005年12月17日 10:09
医療に金は使いたくないが、国民には「いいサービスを提供しますよ」、という姿勢を見せておきたい。かなり矛盾した政策ですよね。そのしわ寄せは、現場の医師に押しつけるつもりなのでしょう。医者たるもの、そう性格の悪い人間が集まっているわけではないので、現状においても仕事は増えるは、収入は減るはの二重苦ですが、患者のためと思い耐えている人が多いと思います。しかし、善意でがんばれる範囲には体力的、経済的な限界がありますよね。
6. Posted by
nkodomo
2005年12月17日 17:20
はい、そう思います。
今、土曜の午後です。
さっき、近くの大人の方が、咳と胸痛で来院されました。
肺炎はなく、気管支炎として治療開始しました。
今、土曜の午後です。
さっき、近くの大人の方が、咳と胸痛で来院されました。
肺炎はなく、気管支炎として治療開始しました。


